被ばくフォローが何もない恐ろしさ
22日の報道、「原発事故で、11歳少女が100mSvの被ばく〜放医研への取材」(東京、朝日、NHK)に驚いた。
福島事故では幸いにも100mSvを超えて被ばくした人はいないと信じていた。そして安全を見て20mSv/年以下の土地の住民は帰還させる方針、もそれなりに理解もしてきた。しかし、この報道でなにも信用できなくなった。お役所は完全に信用できない。
国民を放射線被害から守る砦、放医研までも国に忖度していたのだ。恐ろしい。
放医研といえば、(東京新聞)
<放射線医学総合研究所> 第五福竜丸事件を受けて1957年に設立。福島第一原発事故当時、「緊急被ばく医療体制の中心的機関」と位置付けられ、詳細な線量評価を担うほか、関係機関に対する助言や高度専門的な治療を行う。
私も、除染に携わっていたころには放管手帳を持ち、検査も行ってきた。放医研のお世話になってきたと思っている。
報道で100mSv被ばくが報道された11歳の少女は、
『双葉町の女の子は原発で爆発があった日(おそらく1号機爆発の3月12日15:36)に外で遊んでいたが、突然、母親が迎えに来て家に帰ることなくそのままバスに乗って避難した。その後少女は(3月13日から17日の間に避難先の郡山で毛髪、衣服の除染を受けGM管で甲状腺からの放射線測定を受けた。そのときのデータが今回のデータである。
その報告を受けた時、放射線医学総合研究所は、信頼性が低く公表すべきとは認識していなかったという。ここが恐ろしい!
国がまとめている放射線リスクに関する資料では、初期の内部被ばくの状況(事故直後の小児甲状腺スクリーニング調査)として3月24日〜30日にかけて小児を対象に甲状腺から出てくる放射線の空間線量率を測定したところスクリーニングレベル(100mSv)を下回った、とある。今回報道された測定は、測定日、測定機器、測定場所も違っているので、この少女は国の調査対象になっていないようだ。しかしこの結果は100mSvを超えた可能性も示唆しており共有すべきデータであったことは間違いない・・・。
事故時は住民も国も大混乱だったことはよくわかるとしても、問題はその後である。少女のその後のフォローはどうなっているのか?測定に信頼性が低いからと言って、その後何もフォローしていないのだ。
原発事故までもが、森友、統計問題、と同じ官邸忖度社会になっており、放医研までもが、国民から信じられなくなっている社会が恐ろしい。この少女のフォローをしっかり見届けていきたい。
後の会議で、徳島大学誉田教授は、福島市内での会議の場で放射線医学総合研究所や文部科学省の担当者などに対し「女の子の測定データを正しく記録してほしい」と強く求めたそうだ。






